先日、Steamで「GIGA WRECKER」なるゲームが発売されました。



開発はあのゲームフリーク。ゲーフリと言えばポケモンが一番に浮かびますが、それ以外にもアクションゲームの名作を多数輩出していることでも有名です。
具体的にはゲームセンターCXでもプレイされた「パルスマン」「ジェリーボーイ」等。最後に発売されたアクションは2005年の「スクリューブレイカー轟振どりるれろ」です。2005年!?

私はスクリューブレイカーが好きで結構プレイしていましたので(12年前か…)、間違いなく面白いとすぐに購入しました。

ジャンル的にはパズルアクションといった感じで、敵を倒したり廃材を集めて素材とし、武器や足場を作って進めていくのが基本となります。
パズル要素の強いアクションということで、GBAの風のクロノアやPortalシリーズのような印象を受けました。

ギガ

プレイを始めようとするのですが、XBOX360コンのスティックが常に上に入ってる状態になってしまいました。
他のゲームでは問題なく動いたのでゲームとの相性なのかもしれません。
どうしてもコンフィグが上手くいかなかったので、最終的に友達に教えてもらったJOYtoKEYで解決。


やっとこさプレイ開始。動かしている時はジャンプや攻撃時に喋ってくれるのですが、ストーリーなどは声無しのようです。

操作は、最初は戸惑いましたがしばらくすると慣れて来ました。

主人公のレイカちゃんは、ナノマシンを操る力を使うことができます。

敵の破片や、ナノマシンの付着したガレキを集める「リコール」


リコール

リコールしたガレキのカタマリは不思議な力で持ち歩くことができます。カタマリのまま敵にぶつけると大ダメージ!

足場にできる「ロック」

ロック

ロープやブロックを切断できる「ブレード」

ブレード

壁に突き刺して足場にできる「ジャベリン」

ジャベリン

ブロックを壊して突き進む「ドリル」

ドリル

それぞれ攻撃判定もあるんですが、集めたままのカタマリをそのままぶつけた方が強いので攻撃ではほとんど使いません。
ブレードとか強そうなのにカタマリ攻撃の方がリーチも威力もあるという・・・

これらを駆使してステージの中の仕掛けをクリアしていきます。
序盤~中盤はパズル要素が強めでしたが、後半になるにつれアクション要素が求められることも増えてきました。
即死トラップも多く、初見では解けないステージも多くありました。が、機数があるわけでもないですし、やり直しもそのステージ開始時からになるのでそんなに苦にはなりませんでした。

ステージをこなしていくと、そのうちボス戦となります。ボスは何人かいますが皆特徴的でかわいいです。私はヴィナターさん推しです

ヴィナター

普通のステージはパズルアクションですが、ボス戦となると話は別。
パズル要素一切なしの完全アクションになります。これがまた難しい。
ちなみに、何度も何度も死んでいると、「ボスのデータが解析できたぞ!」と攻略アドバイスを貰えます。



最後までプレイしてみた感想としては、ゲーム内容やストーリーは文句なしに面白かったです。ただ、もうちょっとキャラの掘り下げが欲しかったかな~と思います。

まあ、元々暗めの世界設定なのであんまりキャラゲー要素が濃いのも違うかもしれませんが…

通信や張り紙などで、キャラやボス達のやり取りは見れるのですが、ちょっと物足りないと感じます。
ボスたちの会話を傍受することもあるのですが、聞いてるだけで会話に入れないので疎外感感じちゃいますし・・・

あと若干ネタバレ?になるのですが、各ボスの出自については看板でそれぞれ1回ずつほのめかした感じで語られます。が、それ以外は全く語られません。
私はこういうの結構気になっちゃうので、もうちょっと語られてて欲しかったなぁ!と思います。

もし今後アップデートや別機種への移植があるならば、こちらから通信する機能とか、クリア後に看板を読んだらキャラが雑感を言うとか・・・そういった要素が追加されるとうれしいですね。

パズルアクションとしての完成度は非常に高いので、気になったらぜひプレイしてみてください。