※この記事は「ドラゴンファング」というゲームをプレイしている方向けの記事です※

時の流れとは早いもので、もう去年のTGSから丸々1年が経ってしまいました。

去年のTGS直前にドラゴンファングを知り、それから約1年間プレイを続けてきました。

前の時にもちょっとだけ質問をしたのですが、その時はプレイ開始直後ということもありあまり詳しいお話ができなかったので、1年じっくりプレイして感じた疑問を直接開発の方にぶつけてきました。

・・・そういえば結局去年質問した「バネでアイテム落とす」は今も何も変わってないな


というわけでトイディアブースにやってきました。

どうやら一般入場で最初にトイディアに訪れたのは私のようでした。名誉なことです。

ガールズ


ブースにいらした松田さんに直接お話を伺うことができました。


勇者1000とのコラボについて


Q.勇者1000とのコラボ後に「レアマス」や「オートプレイ」といった機能が実装されましたが、これは勇者1000から輸入した機能ですか?

「勇者1000をプレイして『レアマスがたまにあるとプレイヤーさんが気持ちがよくなって面白いよね、ファングエンジンでそういうのを再現できないかな』と思ってやってみたらできたので実装という形になりました。」

「アイデアは勇者1000の影響がデカイです。」

Q.では「オートプレイ」についてはいかがですか?


「勇者1000はきっかけとしてはあったかもしれないですが、私がシレンやトルネコをやった時に、アメリカのローグなんて知らなかったんですが、逆にシレンやトルネコが面白かったから後で調べて興味をもって、だんだんローグが好きになっていったんです。それと同じように、今までカジュアルにゲームをやっていた方にも、もっとローグを知っていただいて、遊んでいただきたいので、敷居を下げないといけないっていう課題があると思うんです。」

「シレントルネコが好きなような方向けにするのであれば、マニアックに深く掘ってゆけばいいんですけど、それだけだとローグライクの文化の普及にはならない。もっとスマートフォンというプラットフォームで勝負するからには、もっと一般な方にもローグについて知っていただくきっかけになってほしいという意味があり、その中の一つとして、オートプレイをやらなきゃいけないというのが社内でもあったんです。」

「ファングエンジンを作った時にもオートプレイ用の機能を何回も設計したんです。自分たちは本当はオート否定派だったんです。でも、もっとローグを多くの方に知ってもらうことの方が大切だと思ったので、なるべく早くオートを入れて、オートだから簡単にできるし、だんだん好きになってもらって、だんだん勝てなくなってくるからオートを切って自分で一歩一歩歩いて進化してもらいたいという思いを込めてオートを実装しました。」


スクパイコラボについて

Q.ビスマルクの行動パターンって、すごいオヤジ戦車に似てませんか?


「あれはうちのデザイナーがやりたいっていって入れたんで・・・まあうちの社員はみんなシレンとかトルネコとか好きなんで・・・
あれは『オヤジ戦車を再現したい』って生まれたわけではなくて、スクパイの良さを再現したらどんなことができるか考えて作ったので、そこはたぶんそうではないのかなと思いますね」



ゲーム内のこと

Q.ドランくんって何でもかんでも口に入れようとしませんか?矢とか収集アイテムとか


「そうですね(笑)素直な子っていう。ドラン君は妖精さん以外知らない純粋な少年なので、『とりあえず口に入れてみよう』みたいのがあるのかなと」


名前関連


Q.〇〇ボーの「ボー」って何ですか?


「坊主の坊です。なんとなくかわいらしい感じ」


Q.ロックってなんでロックって言うんですか?


「スタッフの誰かがノリノリで名前をつけて・・・いくつか候補があってこれが選ばれたので俺が名付け親ではないので少し・・・」

名づけの親、ディレクターの岩田さんが呼ばれました。

Q.改めて。ロックってなんでロック?


岩田さん「ホネホネロックです」

私「やっぱり!!!まさかとは思ったが本当にホネホネロックだったとは!!!」


参考:youtubeより「ホネホネロック」


松田さん「直球じゃないのは大体この人だから。スゴイとこから放り投げてくる」

松田さん「みんなでアイデアを出して、いいね!というのを決めていくので名付け親は結構バラバラです。」


Q.では次に・・・ペガサスってペガサスじゃないですよね!?

「それね・・・社内でも言ってました。」

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「なんか、それ事故です。光のユニコーン実装するときは開発がしんどい時でテンパってて、その時の名前の候補リストに『ペガサス』はあったんです。俺もこれ違うだとと思ってたんですけど、なんか採用されてて実装されてる時に、俺もチェックしてなくて・・・ペガサスになってた。事故です。」

「実装されて1週間後くらいの朝礼で『これペガサス違うやん!?』て話になってみんなほんとだ!?って。その時に同じ話をしましたね」

じゃあ何かあったら羽が生える可能性もあるわけですね!?


「可能性はありますね」



細かいこと

Q.タイトルの剣とゲーム内の剣って違いますよね?


「いい質問ですねぇ。そのうち面白い形でお目見えするかもなぁ~といった感じですね。今はまだ可能性の話ですね。」

Q.じゃあ盾は?妖精さんに質問したら意味深な答えが返ってきましたが


「何かあるかもしれない!かもしれない!」


ファミコン版


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Q.これすごいよくできてますよね。実機ですか?


「実機です。」

「今回のメインは3DS版なんですけど、それに合わせて悪ふざけで任天堂さんに『作っていい?』って聞いたら、許可をもらって。うちの社員にFCのゲーム作るの趣味のヤツがいて。そいつがもともとアクションゲーム作ってたんですけど、それのガワだけ変えて、お客さんに遊んでもらおうっていう」

これそのうちどっかでできるようになったりします?


「それ皆に言われますね(笑)権利問題など調べて、問題が無かったらもしかしたらなにかで。」

出たら必ず買います!


「たぶん出すなら、だれもが気軽に落としたりできるような形になるんじゃないかと思います」

なるほど。ありがとうございました。



ディレクターの岩田さんともお話をさせていただきました。

私「初めまして。ツイッターでくだらないことをつぶやいておりますつぼりんと申します」

岩田さん「ああ、つぼりんさん!!いつもツイッター拝見しております」

私「!!!???

岩田さん「つぼりんさんは開発の中で『ドラファン良識派5人衆』の一人と勝手に呼ばせていただいおります」

私「あとの4人は誰なんだ・・・」

岩田さん「まああえて全員言うようなことはしませんが」

私(妖精さんに質問を連発していたので名前くらいは覚えてもらってるかなと思いましたがまさかそこまでとは)


私「そうそう、色紙を持ってきたのでイラストなんかを描いていただきたいのですが、担当の方っていらっしゃらないんですか?」

岩田さん「今日は来てないんですよ・・・つぼりんさんは何のファングが好きなんですか?」

私「最初に引いたSR+なので、プリン様ですね。ネタ的にも」

岩田さん「私はピグチェンが大好きです。」

私「へえ、そうなんですか!」

岩田さん「なのでちょっと贔屓にしています」

私「確かにデュエルで強いですしね・・・」(そんなこと言っていいのか)


こんな感じで色々お話しさせていただきました。ツイッター見られてたことが一番ビックリ。

直接開発の方とお話しするとレスポンスもすぐですし、ちょっと切り込んだことも聞けるので楽しいですね。

去年から今年でブースが大きく進化していたので、また来年も期待です!